2010年9月25日土曜日

古本に新たな価値を見つけた男

痕跡本をご存知でしょうか。
古本などに読者の痕跡が残る本のことです。この痕跡のある古本に新たな価値を見つけた男がいます。
古書 五っ葉文庫店主・痕跡本研究家 古沢和宏さん。

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古本などに残る読者の痕跡から本との過ごし方、楽しさを発見する講座。また、一箱古本市にて痕跡本を探し、コミュニケーションするワークショップも行ないます。

●日 時 
10月23日 13:00~15:00

●場 所 
まちとしょテラソ多目的室(講座)
一箱古本市会場(ワークショップ)

●予約・問い合わせ 
まちとしょテラソ 026-247-2747 

資料作成準備のため参加希望者は、予約をお願いします。

古沢和宏さんのコメント

ある日、日野日出志のホラー漫画「まだらの卵」に出会い手にとりました。その時衝撃が!表紙に針でブツブツと刺された跡が残っていたのです。手にとって読みだすと、針跡が指先に当たり、背筋がゾクゾクとしました。
作 品への思い、読者の行為が本の内容を底上げしていると気づいたのです。古本が傷つくということは、本来は価値観を落としかねないことですが、痕跡という行 為からすると、ここに新しい楽しみ方があると考えます。そこで、傷や書き込みのある本を「痕跡本」というようにしました。

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